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「この魅羅さんって方、お祓いが希望なんですよね? 霊能者も連れて行くんですかぁ?」
直子は腰をくねらせ、甘えたボイスで言った。
「いや。まずはどれだけの物が映るのか、お試しだ。やばそうだったら、後から連れて行けば良いだろう? 報告宜しくな」
「森丘さんは良いよなー現場はまじで怖いんですからね……」
音声の茂は、青白い顔が更に青くなった。
「今回は間違いなく、本物が確実に映る。大ヒット作を編み出そうじゃないか!
昼頃に着くと言っておいたから、間に合うように待ち合わせをしてくれ! さぁ、みんな明日の準備だ!」
「はーい」
スタッフ一同、力なく返事した。
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