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「…………ッ!」
気づいたら、自分の部屋の中。
ブラインドの隙間から、微かな朝日が床を照らす。
外から小さく鳥の声が聞こえ、部屋には他に、時刻を刻む時計の音しか聞こえない。
昨日寝た時から、変わらない自室の物達。
ただ日が昇って今日が始まっただけ。
ため息を吐くと、自分の朝が始まったような気分になる。
やっと動き出した時間の中で、現実がどちらかを認識できた。
「また、あの夢か」
今日から、人生で一度の高校生活が始まろうとしている。
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