王道学園に行きましょう

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副会長らしき人が門を開けに行った。 ギギィィィ──と音をたてながら門が開いた。 門の中に入って行く副会長らしき人のあとを追いかけて行く。 「先程は申し訳御座来ませんでした。私の名前は清水 邸(シミズ ヤシキ)、副会長を努めております」 と、自己紹介をしお辞儀をしてきた。 ……ニヤニヤしながら… 「俺は「森樹さんですよね?」…下の名前で呼ばないで下さい、気持ち悪い」 会って数分の大して親しくない人にファーストネームはどうかと思うぞ。 「ふふっ、そういう態度も周りとは違っていいですね。先程より好きになりました。」 「ちょ、勝手に好きにならないで下さい。吐きそう」 「そう言いながら先程から無表情ではないですか」 何だかニヤニヤに黒のが混じって、こちらに近づいてきた。 気持ち悪くて思わず後退る。…が、なんと不幸なことでしょう。後ろにあったのは道の周りにある木ではありませんか。 「近づかないで下さい」 「大丈夫です。何も致しません」 俺も追い込んでんじゃねぇか。 あーこの木折れてれないかなぁ… 「…私の愛を伝えるだけです……」 「ッ!」
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