王道学園に行きましょう

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こりゃぁやべぇな……どーすっかなー これってあれだろ?王道が気に入られてキスされて舌入れられてファーストキス奪われるパターンだろ? 俺は別にされてもファーストキスは既に愛すべき人に捧げたし…… でもこんなヤツに唇くっ付けられるのも虫唾が走る………… あっ、そうか、 「そいやっさー!!」 「ヴっ?!!」 蹴ればいいんだ。 俺はふくかいちょー略して副ちゃんの横腹めがけて回し蹴りをした。 「くっ…酷い、ですよ……」 案外簡単に倒せたな、副ちゃん。 副ちゃんは横腹を押さえながら蹲って悶えている。 王道では生徒会役員みんな族に入っているって設定多いけど…… 「副ちゃんって族とかに入ってないのー?」 「副ちゃっ…?!………何故知ってるんですか?」 「まあそれは後程………、じゃあ何で俺の蹴り一発でそんなになるわけ?」 「……好きな人の前では、警戒心も緩みますし、貴方、結構速いし力強いじゃないですか」 「一応空手とか一通りやってるからね。てか好きな人って………。会ってまだ数分の他人同然の人じゃん、俺」 「例え一目惚れでも、好きな人は好きなんですよ……」 ぅっわー、なんか可愛いーw
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