王道学園に行きましょう

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こういう感情、王道くんに向けて欲しいけど、なんか一途っつーか素直でいいね。 なんか、会ってちょっとしか経ってないけど、こんなに好いてくれてるのは素直に嬉しいかも。 「副ちゃんは何年?」 「私は二年ですが…?」 「俺一年だけど、友達ならいいよ」 「友達?」 「うん。付き合うとかそういうのはできないけど、仲良くなら出来る気がするから。それなら名前で呼んでもいいよ」 「ぜ、是非!喜んで!!」 俺と友達になれただけでそこまで喜ぶんかいw 「立てる?」 と、俺は副ちゃんに手を差し出した。 するとその手を副ちゃんが握り返し、立ち上がった。 「有難うのざいます」 「いえいえ。そういや俺、一年なのにタメ使ってた」 「別にいいですよ森樹」 「そっか。なあ、何て呼べばいい?流石に副ちゃんはやだろ?」 「ええ、では邸と読んで下さい」 やっぱりそうくるか。まあいいけど。 「んじゃ、案内よろしくな、邸」 「はい!」 そうは邸言い、とても綺麗な笑顔で返事をした。 ……天使じゃねぇかよw
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