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☆☆☆
「彼女と別れる。だから..よりを戻したいんだ。」
彼はそういって会社の内線を使って私を呼び出した。
「戻れない」
何でわかんないの?
彼女の御腹の中には、
貴方の子供が居るんだよ?
彼は何処まで酷いことが出来るの?
自分がしたことに、どうして責任を持てないのか、
私には理解が出来ない。
誰かを傷つけて手に入れる幸せなんて要らない。
自分だけ幸せになろうだなんて、
そんなのズルイよ...。
「舞、」
彼が私に触れる。
「嫌。」
其の手が触れる。
「ヤメテ」
其の唇が私を塞ぐ。
「イヤアアアアア!!」
もうやめて。
あなたの手が忘れられなくなる。
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