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「何してんだお前。家の下に着いたら連絡入れると言わなかったか?」
「あ、うん。もうそろそろ着く頃じゃないかなって思って」
「寒い中待ってたのか?」
「ううん、今来た所だよ」
本当は違う
いつも待たせてるから今日は待たせない様にしようと思って
15分程前から待ってた。
蓮也は相変わらず無表情で車に乗り込む私の頬へそっと触れた
ドキッと胸が高鳴る
情交してる訳でも何でもないのに凄くドキドキする
私、重症だ
「…冷たい。いつから待ってた?」
「そ、そう?だから、待ってないよ」
「…嘘くせぇ奴」
ば、バレた
どうしよう…早く逢いたくて待ってたなんて思われて
重たい女だって思われないかな
大丈夫かな…
余計な事するんじゃなかった
今更ながら反省します…。
「これからもっと寒くなるぞ。こんな事もうするな」
「…え」
「何だ?」
「う、ううん」
これからもっと寒くなる
って事は…少なくとも冬まではこの関係続けてくれるって事?
これからもこうして、私と関係してくれるって事って
期待しても良いのかな…?
蓮也からしたらただの気遣いのつもりかもしれないけど
私にとっては凄く嬉しい
そんな風に言って貰えるなんて
凄く嬉しいよ。
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