七、温かく優しい時間

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「どうして?」 「ブランド店に居たからな」 「あー……ううん、ただ見てただけ。ウィンドウショッピングってやつだよ」 「……免許証見せろ」 「免許証?どしたの?」 「良いから見せろ」 なんで免許証なんだろう よく解らない中、鞄から財布を取り出し免許証を出すと蓮也へ渡す 蓮也は免許証を一瞬だけ見て私へと直ぐ返して来たんだけど…何? 何見たの? 「やはりな。昨日はお前の誕生日だったのか」 「…えっ!!」 あ…しまったぁぁぁ! 免許証に誕生日載ってある事すっかり忘れてた! うわぁ…どうしよう 私が誕生日一緒に過ごしたいと思ってた事…気付いたかな…? 誕生日の前日、泊まりたい的な事言ってしまったもん… どうしよう… 「お前は変わった女だな」 「な、何が…?」 変わった女…? 蓮也と一緒に居たい的な事感じさせてしまったから…?
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