七、温かく優しい時間

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「蓮也、優しいんだね」 「俺は優しくない」 「クスクス、またそんな風に言って。優しいと思うよ私」 何考えてるのか、わからないのが殆どだけど優しいって思う 今日だってほら…私の為に連れて来てくれたんだよね 優しい以外にないでしょ 「蓮也。素敵な夜景を有難う」 「どう致しまして」 蓮也が私にくれた誕生日プレゼント、ずっと忘れないからね 誰に貰った物よりもずっと大切で、私の心の宝物だよ。 「…里桜」 「ん?どうした……―――」 里桜って名前を呼んでくれた蓮也の方へと振り返った矢先 蓮也は私へ顔を寄せると、静かに触れるだけのキスをする …キス…してくれた …それも、蓮也から どうしよう嬉しい 情交の時以外のキスなんて、初めてで 凄くドキドキしてる まさか蓮也から私の名前を呼んでキスしてくれるなんて… 本当に何か…驚きで一杯だよ。
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