七、温かく優しい時間

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唇が離され気恥ずかしくて中々上げられない顔を上げた時 蓮也と不意に視線が交わると、蓮也はふいっと私から視線を逸らした いつも情事中、あれだけ自分の方向かせ様としたり私の表情じっと見たりしてる、あの蓮也が視線を逸らした もしかして…恥ずかしいの? 蓮也にも、恥ずかしいとか思う事あるんだ。意外な事にびっくりだよ。 「蓮也?もしかして恥ずかしいの…?」 「…そんな訳あるか」 「だって、いつもなら視線逸らしたりしないでしょ?」 「…いい加減にしねぇと、此処で抱くぞ?いつ、誰が来るかわからねぇが良いのか?」 「…っ…ちょ、ちょっと…何処触って…やめ…っ」 蓮也は口端を吊り上げ不適な笑みを浮かべながら私へと詰め寄ると外の景色へと向けている私の直ぐ背後に立ち スカートの裾から手を忍ばせ、太股を何度も撫でる 思わず蓮也の手を太股でぎゅっと強く挟んだ。
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