ふーこのロマンス-2-2-2-2

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流衣は、明日帰ってしまう初のために、夜景が見渡せる高級ホテルの一室を用意していた。 また、当分初には会えない。 次は、また一回り大きくなった初に会うことになる。 今日だけは初のために一日を費やした。 しかし、ふーこの事が気になって、病院に一度顔を出すことを初に言った。 勘の鋭い初は、こんな大事な日でも、気になっているふーこの存在を、容易く流衣から聞き出せたのだ。 流衣は、初がふーこに何を話したか、気になってしょうがなかった。 「なあ、初?ふーこに何を言ったんだ?」 「え?ひ・み・つ・!」 初は、そう言っていたずらっぽく笑った。 …パパが幸せになるための魔法の言葉かけてきたよ… 「パパ?ふーこさんて、いい人だね! 初…気に入っちゃった! 頑張ってね! パパ!」 「何だよ、それ!」 ふたりは、久しぶりに親子水入らずで、楽しい一時を過ごした。
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