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わたしの仕事を引き継いだものだけでなく、ネクストテクノロジー時代の顧客が次々と海斗を頼りに契約を結んでいる。
二課の社員ひとりひとりの成績も目覚ましく、四月の売り上げは社内でトップの成績を叩き出した。
主任なんて肩書以上の仕事をこなしていて、どうしてこの人を部長にしないのかと、一部でうるさくなり始めている。
「うん、おかげさまで」
ファイルをまとめて立ち上がると海斗は歩き出した。
わたしもその横について歩く。
「あんまり無理はしないでくださいね」
それだけの実績を残しているということは、それだけの仕事量があるということだ。
海斗のスケジュールについて考えたことがなかったけれど、急に気になりだした。
補佐になるのであれば、把握しておくべきだろう。
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