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ケイタ「まるで猫みたいだったな」
アルゴ「猫ねエ……言い得て妙だネ」思い出し笑いを堪えながら
ケイタ「アルゴは何かを思い出したかのように、プププと笑っていた。内容をきけば、10万コル。と言われそうだったので僕はスルーした。」心の声
アルゴ「それで、攻略本……今回も買うんだネ」
ケイタ「ええ」
アルゴ「別に道具屋に行けばケー君はタダで貰えるんだけどネ」
ケイタ「アルゴさんの直筆サインが欲しいんですよ」
ケイタ「確かにそれもあるが、僕が攻略本を買う理由は、アルゴさんとの関係が切れないようにするためというのが一番だろう。」心の声
アルゴ「ほい、まいど、心の底からそんなこと言うのはケー君だけだヨ」
ケイタ「みんな心の中では思ってますよ」
アルゴ「おっと、そうだった。一応中間報告だがナ、ペネント使ってでケー君ハメた奴と迷宮区でモンスターかき集めた奴はどうやら同一人物らしい。まだ特定できてない情報だからタダにしといてやるヨ。流石に裏付けが取れない以上、名前はまだ明かせないがナ」
ケイタ「タダ、ですか?」
アルゴ「まだ裏付け取れてないからナー、残念だが仕方ないサー」
ケイタ「では、引き続きよろしくお願いします。」
アルゴ「うん、せいぜい死なない程度に頑張んなヨ、ケー君」
ケイタ「いつもアルゴさんは、別れ際に僕に対してこう言うのだ。特に入れ込まれてるわけではないだろうが、きっと彼女は見抜いている僕の本質や危うさを、僕自身でも気づいているんだ、彼女ほどの人が気づかないはずがない。」心の声
ケイタ「しかし、さっきの人……ん?月の綺麗な夜に現れた黒猫……か」
ケイタ「ただいま!」
四人「おかえりー」
ケイタ「みんな、決めたよ!ギルドの名前!」
サチ「聞かせてくれる?」
ケイタ「ああ、ギルドの名前は……」
Fin
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