第1話

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やはり政弘は何故、味噌汁にくずきりを入れたのか妹に問い出した 「だって~冷蔵庫に食材が無かったんだもん」 そう言ったため 政弘は冷蔵庫を開けた そこで政弘は、さっきの出来事を更に上回る光景を見た 冷蔵庫にはくずきりしか入って無かった 否 冷蔵庫には、たくさんのくずきりが入っていた 「昨日、お母さんが食材調達に行ったらくずきりの10円セールがやっていて 大人買いしたんだって」 政弘は呆れた これから毎日 朝 昼 晩 くずきりをおかずに食べて行かなければならないのかと 政弘の家庭は 遺伝により 母は天然 娘も天然 親戚の女性は、みんな天然だった 政弘はツッコム気力を失った そして同時に、あることに忘れていることに気が付いた こういう時 人間は何を忘れているか思い出せないものだ だが 本能により その忘れている何かに焦っている場合がある 政弘は、時計をチラチラ見ている 何を忘れているんだろう 政弘はしばらく、考えた そういえば今日、何の日だっけ…………… 政弘「学校に遅刻するうぅう!!!!」 政弘は急いで制服に着替えに行った
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