エピローグ

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今…俺がこの高校に入学してから二年目の春。 最近、不思議な夢を見るんだ。 ー「ねー、私のこと分かる?」そう、少女が俺に向かって話している。 ただ、その少女には見覚えがあった。 中学一年の冬に付き合いだした元カノに似ているからか… けれど、彼女とは中学二年生になると連絡が途絶えてしまった。 家は知らないし、学校も違ったが、学年は同じだった… 「なあ、悪いけど誰だ?」 そう聞こうと試みるが、口は動くのに声は出ず… 彼女は俺に背を向け、遠くに歩いていく。 彼女が遠くに歩いていくのと同時に、俺の視界が白くぼやけていき…目が覚める。 「智(とも)ー、起きてるの?起きているならちゃっちゃと準備して行きなさいー!」 という、お袋の声で起こされるのだ。 それから、俺の1日は始まる… →
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