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…ひかる……?
俺の中でのあまりにもタイムリーな名前に言葉を失ったすぐ後、
今度は妙に不安になる。
今朝の夢…
虫の知らせっていうやつか…
「…ひかるに…何かあったのか?」
少し声のトーンが低くなった。
「何かあったのよ!一大事!」
俺とは対照的に明るい声色。
お袋の大袈裟な言葉には少しも大事(オオゴト)な気がしなかった。
一大事と言いながらお袋はなぜか笑ってる。
「…で?何なんだよ?」
俺が先を促した時だった。
会話の合間にプププと小さく挟まる機械音。
携帯の…
キャッチホンだった。
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