1000人が本棚に入れています
本棚に追加
ある単語が浮かびそうになったら、さらに胸が苦しくなって、掻き消すように首を振った。
違う、違うっ、そうじゃなくてっ!
……海斗は弟。
先ほど考え付いた単語が閃いて、咄嗟に口にした。
「海斗は弟みたいなものだから、傍にい……」
「美織さん、あなたはバカなの?」
最後まで言い終わる前にヒドイことを言われた。
バ……。
「僕が年下扱いされるの嫌いなの、知ってるよね?」
「えっ……んんっ」
最初のコメントを投稿しよう!