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辰星(しんせい)
太星国に暮らす東海人の青年。千里眼者であり透視者。太星国の首都中洲島の古街で行き倒れていたところを琥珀に拾われ、現在は賭博師を生業としている。
伽絽(かろ)
辰星が幼い日、冥利の館の奥の院で出会った少女。辰星の「辰星」という名前は、彼女が与えてくれた。
琥珀(こはく)
古街の置屋糸把屋の芸妓。行き倒れていた辰星を拾って看病してくれた。トゥバン人のような容姿をしているが、本人に七歳以前の記憶がないため素性は不明。
李古(りこ)
糸把屋の芸妓。
歳笙(さいしょう)
糸把屋のおかあさん。琥珀が拾ってきた辰星を親身になって世話してくれている。
填功(てんこう)
中洲島役務組の組頭。他の組頭たちよりもかなり若いが、町衆の信頼は絶大。本職は冥利の館の学問所で子どもを指導する教師。
伯紳(はくしん)
辰星の賭博師仲間。若手の胴元。トゥバン人の父親を持つ混血。
錬容(れんよう)
辰星の賭博師仲間。胴元の中でも年長者。
銀角(ぎんかく)
扇島貿易組四ノ組の組頭。填功よりも若く、恐らく国で一番若い組頭と言われている。自分の船を持つ船長。南の大陸とも手広く交易している。
卓峰(たくほう)
冥利の館の星読み師。通常星読み師は皆、黒衣と黒頭巾を着用しているが、町衆とのやりとりを担当している彼は普段からその顔を人々にもさらしている。
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