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汚染地へ出ることへの規制は統一されたものは存在しない。
10年前の獣竜の出現をきっかけとして、城壁で囲った安全地帯が街となっている。
閉鎖された社会においての人間は醜いもので、その社会を統べようとしたがるものが現れることは当然なのだ。
治安の良し悪しは全てその統括者にかかってくる。
街によっては、非ガイストが汚染地へ出ることの出来るところさえある。
そのうち大半は命を落としたい、つまりは自殺志願者なのだ。
逆に規制が厳しく、ロードランナーのみが許されるケースも少なくはない。
この場合、確実に言えることが、前者は滅びる可能性が高いということだ。
滅びた街には獣竜が流れ込み、非ガイストは全滅する。
生き延びたガイストは他の街へ移住するか、ロードランナーを狙う盗賊となる。
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