第1話

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ギリギリ間に合った。 席につくと親友の詩織が。 「朝からラブラブじゃーん♪」 「っ!そんなんじゃないよっ!」 「えー。そうかなぁ?」 不気味な笑い方をする詩織に前に向くよう促した。 「ねぇ、優愛。優愛って好きな人いないの?」 「......ん~.....いないことはないけど....」 「優翔くん?」 「ちっ、違うよ!優翔はっ、幼なじみだからっ!」 「えーお似合いなのに~?」 「ってゆうか、優翔が幼なじみとしか思ってないから。」 「えー.そうかなぁ?」 「そうなのなのっ!.....私、トイレ行ってくる。」 詩織がちょっとしつこいから逃げてきちゃった......。 「.......あ、宮野さん。」 呼ばれた方を見ると クラスメイトの長尾駿君がいた。 「駿くん。おはよう。」 「おはよう。」 「....あ、れ?駿くん、顔赤いよ?」 「...あぁ。ビンタされた。」 「えっ、誰に!?」 「元カノ。」 「......あ、そうなんだ。......え、と。」 ぅぅ。気まずいなぁ........。 「宮野さん。別に気にしなくていいから。」 「えっ、」 「こんなのしょっちゅうだし☆」 「......あ、しょっちゅうなんだ....?」 「じゃあ俺行くね。彼氏さんの顔怖いから。」 「.えっ!?彼氏?」 駿くんの指差す方を見ると、なぜか膨れてる優翔がいた。 思わず、吹き出しちゃった(笑) だって、子供みたいなんだもん。 「優愛、お前何話してたんだ?」 「え?誰と??」 「長尾とだよ!!!」 「ただの世間話だよー。」 「そ、そっか。」 「もしかして.....妬いてるの?」 「....だとしたら?」 ドキッ////////// なっ、何今のっ。。 「優愛.....俺ー「あっ!優愛~居た居た~!先輩が呼んでたよ?」 「詩織、いまいく.......じゃあね、優翔。」 「.....あぁ。」
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