手を繋いで

6/12
前へ
/12ページ
次へ
「……え?」 言葉の意味を理解するのに時間がかかった。 今井さんは静かに待っていた。 ああ、これは夢じゃないだろうか。 一緒に住むって。 だって、それは。 「だめです。そんな…」 俺の瞳からぽろぽろと涙が零れる。 ポタポタ ポタポタ 砂に雫が混ざっていく。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加