…プロローグ…

2/2
34人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
                    ある春の日の 穏やかな午後…   橋の上で、川を見つめる老人と子どもがいた。         「おじいちゃん、何かお話ししてよぉ!」     どうやら、孫が祖父に、楽しい話をしてくれとねだっているらしい。     「面白い話かい。お化けの話しでもしてあげようか?」     しゃがれた声で祖父は孫に言った。     「お化けは嫌だよ、面白い話がいいの!そうだ…おじいちゃんの、昔の話が聞きたいよ!」     祖父は少したってからこう言った。 「…そうか、じゃあ話してあげようかね。…この話しはね…ある…転校生との出会いから始まるんだよ…」
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!