23人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
~黎明said~
黎「はぁ…すっかり遅くなっちまったな…」
俺は高城黎明。
いたって平凡な高校二年生だ。
禅「急いで帰るなりよ~w」
こいつは桃崎禅。
俺の幼馴染みだ。
今、有名な腐男子というやつらしい。
黎「何で急ぐんだ?」
禅「黎明どの知らないなりか?wwこの辺は妖出るなりww」
妖?そんなもの迷信だろ。 見たこと無いし。
見たっていう奴にも会ったことない。
ていうか、語尾のなりって何だよ。コロ◯ケか?
黎「妖なんていねぇよ。迷信だ迷信」
禅「いや~いるなりよ?」
黎「はいはい。じゃあ俺こっちだからまた明日な」
禅の話を軽く流して背を向けた。
禅「気を付けるなりよ~!!」
俺はこの後、禅の話を真面目に聞くべきだったと後悔する事になるなんてつゆしらず、暢気に今日の夕飯を考えていた。
最初のコメントを投稿しよう!