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黎「今日の夕飯何にするかな…あ~腹減ったな…」
そんな事を考えていたらあっという間に自分の家マンションが見えてきた。
そんな時だった。
ギャァァ!!
黎「!?何の声だ?」
人間の声とは思えない…
バサバサ
黎「!?あや…かし?」
羽音と共に鳴き声の主が表れた。
巨大な妖だった。
妖「シャッシャッシャッ人間か。丁度良い、腹が減っていたんだ。俺に食われろ!!」
バサ!!
ヤバイ…食われる…!
誰か…!
?「危ない!!」
ザシュ!
妖「ギャァァァァァ!何しやがる!」
な、何だ?食われる寸前、妖が悲鳴を上げて俺から離れた。
俺は腰が抜けてその場にへたりこんでしまった。
そしたら、どこからか怒声が飛んできた。
?「何ボケッとしとんねん!さっさと立って走らんかい!食われたいんか!?」
そんな事言われても…
黎「無…理…」
スタッ
黎「!?」
へたりこんでいると、目の前に何かが降ってきた。
?「無理ちゃうわ!!早よせんかい!!」
目の前に降ってきた男は早口に捲し立てる。
黎「無理です…立てません…」
?「ナイト!早くその人非難させて!」
妖と戦っているであろう人がナイトと呼ばれた人に怒鳴る。
ナイト「ったく、行くで!」
そういうと、ナイトという男は無理矢理俺を立たせ、肩に抱え上げて、走り出した。
ナイト「あー俺。問題発生や。一旦戻るわ」
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