第1話

2/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「行くぞ、縷屠(ると)」 そこにただ佇んでいた少年は、そう言って歩き出した。 「はい、八区(やく)」 その後ろを、少女はついていく。 そこに残っているのは、瓦礫とバラバラの、死体。 その横で泣き崩れる、一人の女性。 ただ、それだけだった。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!