第1話

『～出会い～』

「起きろぉぉぉ～！」

栗色の髪をした少女が弦琉の寝るベッドに向かって拳を振り下ろす。

「ぐはっ！」

俺はこの一撃を受け、目が覚め腹に激痛を味わう。

そして、あまりの痛さにベッドから落ちる。

「ゴツン！」

弦琉にダブルコンボ＆クリティカルのダメージ！

俺のHP…残り１

「起きた？」

栗色の髪をした少女がベッドから落ちた俺の前で仁王立ちする。

この見た目は可愛い美少女で性格が男子みたいな少女は俺の幼じみ、林道 千鶴である。

「つぅ～！起こすならもっと優しく…」

俺は残り１のHPを保ちながら顔を上げた瞬間だった。

「ブ、ブラック…ぐはっ！」

千鶴の二度目の拳が俺の頭にクリティカルヒットした。

弦琉のHP…………………０

「この変態！」

俺は最後にこの一撃をくらいまた一途期の眠りについた。