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「あっはっは。確かにそうだな。
ついでに飲み物やデザートはどうだい?
ちなみにソフトドリンクは飲み放題だ」
「わかりました。そうですね……」
彩乃は数秒黙考し、
「では食後にアイスコーヒーとチーズケーキをお願いします。
大丈夫ですか?」
「ああ、心配しなくていいよ。
ソフトドリンクは、そこの機械から自由に取ってくれたまえ。
紫之宮は何か食べるかい?」
「いつものでいいです」
「君は本当にあれが好きなんだな」
「おいしいからいいじゃないですか」
ここで藍瑠は書類から目を離した。
読み終わったようだ。
「それとこれお返しします」
「ん」
黒いファイルを玲奈へ返却。
彼女は満足したように、頷いて受け取った。
「それじゃあジュースでも飲んで待っていてくれたまえ」
調理のため、店の奥へと戻っていった。
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