第2話

2/74
82人が本棚に入れています
本棚に追加
/1926ページ
箱好きの彼の為に 部屋にはダンボール箱が置いてある。 側面に穴を開け 彼が自由に出入りできるようにしてあるのだが 日々退屈な彼は その穴をガシガシとかじりまくり。 かじる事の何がそんなに楽しいのかわからないが ついに彼は側面のほとんどを かじり尽くしてしまった。 もぅ止めなさい そぅ声をかけると 彼はかじるのを止め 箱の中からこっちの様子を確認。 私が本気で怒ってないとわかると 彼はまた箱をかじり始める。 こうして今日も彼は 退屈をやり過ごしているのである。 image=479786179.jpg
/1926ページ

最初のコメントを投稿しよう!