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あの場所へと続く道が少しずつ近ずいて来る。
千「………やっぱり今日は来ないよね。」
口ではそう言っても、もしかしたらまたあの人が居るかもしれない、あのお気に入りの場所で泣いてるかもしれない…また会えるかもしれない………………そんな事ばかり考えてしまう。
…少し気になるけど…たぶん今日はいないでしょ。。
こんな時でも素直になれない自分が歯がゆい。
真っ直ぐ自分の家へと向かおうと前に進む。
そして通り過ぎようとしていた家とお気に入りの場所への別れ道で足私はを止めた。
千「気になるなら行けばいいじゃんね。」
そして家とは逆の方向へと足を進めた。
昨日の雨のせいでまだ少しジュクジュクの足下を滑らないように進んで行く。
着いたお気に入りの場所には…………………………
やっぱりあの人はいなかった。
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