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次の日私たちは学校帰りにスーパーに寄って花束を買い、事故のあった場所で手を合わせてからその場を後にした。
実「さっ!今日はしっかり勉強するよー!昨日サボっちゃったもんねw」
千「覚悟して取り組みます!実彩子と秀太とおんなじ大学いきたいもん!!」
実「お?なんかめっちゃやる気出て来たね千晃(笑)」
千「うん!だってもうすぐ10月入るし!また模擬試験も来るしね!せめてB判定まで上げたいもん!」
そう、今は取りあえず大学受験に集中しなきゃ!会えない人を追っかけて集中力きらしちゃだめ!昨日私は決めたんだもん。
期待はしないって。
期待して、会えなかった時がツラいから…。
それに、次会ったときに私が笑顔じゃないと、あの人も笑顔にしてあげらんないよ。
こうして私と実彩子の勉強の日々が始まろうとしていた。
実「あっ、千晃ここは違うよ!ここはねー、この公式!」
千「え?なんで!?だってこれさっきのとおんなじ問題でしょ?」
実「あー千晃!そこは掛け算じゃなくて割るんだよ。そんで、こっちが掛け算!」
千「割り算?え、待って!どーなったら割り算でどーなったら掛け算?」
実「違う違う、そこはこの法則で考えてみて?」
千「ん?この法則ってこれであってる?」
実「………………………………………。」
千「………………………………………。泣」
実「………………頑張ろ?千晃!」
千「…………………………………はい。」
絶対大学……合格します!泣
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