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実「えっ!?ちょっと千晃、どしたの!?」
千「………っ…いたーい、目にまつげ入っちゃったみたい…。めっちゃ痛いっ…!!」
実「え、ちよっとー話の途中でびっくりしたじゃん(笑)大丈夫ー?」
千「大丈夫じゃないよー(笑)」
大丈夫じゃない……ほんとに大丈夫じゃない、事故のこと、きっとそうだろうなとは思ってたし、実際の状況聞いてやっぱりって思った…、あの人の心のキズは果てしなく深くて、一生消えないかもしれない……………頭では整理出来てる。
あの人は、心から大好きな人を失った………。
彼女さんはあの人に最高の思い出と、愛悪の悲しみを残していなくなってしまったんだ………。
あーぁ、気づかない振りしてたんだけどな~…身体はやっぱり正直者なんだよね…。
勝ち目なんて全くないじゃんか、バカだな…。
でも、気づいちゃったんだから仕方ないよね。
私は昨日のあの時間あの場所で……、あの人に目を奪われたんじゃない………、奪われたのは心の方だ……。
私はあの人に一生……叶うことのない恋をしてしまったんだ…………。
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