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背景に雨景色が映るそこにまた一人の黒髪の青年が立っていた。
青年「市瀬、待ったぜ」
それを見ると隼人も急いで靴を変えて近づく。
隼人「わりぃ待たせた、でも言いたいことは言ってきたぜ」
そうして二人は誰のかもわからない傘だてに立っていた傘を盗みそれで雨を凌ぎながら歩き始めた。
今の黒髪の青年は
蟹澤 逞(カニサワ タクマ)
と言って、隼人の高校になって出来た親友だ。
二人は同じ24HRの組員?生徒?で、今までの行事やイベントを二人で過ごしてきた仲だ。
二人とも中学は違う。
ボタボタ…
大粒の雨が傘に幾度と当たりどこか聞きやすい音となる。
歩いて帰っているのは二人くらいだ。
隼人「悪ぃな逞、いっつもよ」
逞「気にすんなよな」
そう、二人には用事があった。
いや、一人か。
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