0人が本棚に入れています
本棚に追加
逞が雨の中問う。
逞「ちなみにだけどよ、それ中身なんなんだよ?」
逞の黒髪が風で軽くだけ揺れる。
隼人「あぁこれか?もう非売品なんだぜ?」
逞「いやだから中身は…」
すると何を思ったのか隼人は傘を捨てその場から走り出した。
逞「ちょ、おい!…」
呼び止めた途端に気付いた。
そこが本当の目的地だということを。
逞「ったく、二回目だけどやっぱ入りづれーよな俺。部外者だし」
そうして逞は隼人の捨てた傘を拾って広大な氷沼墓地に足を踏み入れいった。
最初のコメントを投稿しよう!