Ⅰ.8月28日
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雨粒が窓に当たり水となり窓を下へと流れていく。 青年はお気に入りの赤のシャーペンを得意のペン回しで誰に見せるでもなくくるくると回していた。 今はどうやら数学の授業の用だ。黒板には「sin」や「cos」などの文字が書かれ上に大きな三角形が書かれている。 青年はろくにノートも取らずに外を眺めているばかりで、たまに机を向いてはノートの隅に落書きをしてすぐに消す。 あの日も こんな雨だった。
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