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「…俺らが、2年の時…だよな」
「うん」
蓮が小学校の頃を思い出すかのように、写真を見ながら言った。
写真のお父さんは、今でも笑い声が聞こえてきそうなくらい笑顔で映ってる。
いつも笑ってる人だった。
凄く楽しい人だった。
「…思い出したくないの。だって私、最後に酷いこと…言ったから」
私が頭の中で何を考えているのか、何を思い出しているのか分かるように蓮は、私の頭を撫でた。
あれは……小学校、2年の時。
暑い夏の季節だった。
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