第1話
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「もう、冬だねえ」 悟史くんは、急に話を変える。 「そうだね」 今の旅行の話だけど… 言いたいのに、切り出せずにいた。 「で、どこ行く?やっぱり温泉?」 唐突に話し出した悟史くんは、たまたま目の前にあった旅行代理店に入っていった。 「え、あ、行くんだ…」 すっかり悟史くんのペースに引き込まれた俺は、毎日が幸せで仕方なかった。
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