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旅館に到着して、二人で部屋に寝転んでみる。
ゆったりとした静かな時間が流れて、心からリラックスした。
悟史くんも、同じ気持ちなのか、同じようにぼんやりと天井を眺めている。
「悟史くん」
「ん…」
「俺さあ、こんな風にリラックスできる相手って今迄いなかった」
悟史くんは、嬉しそうに顔を緩めて「そう」と言った。
すべてが愛おしく、すべてが柔らかで。
この人を愛さない人は、いないだろう、とさえ思える。
少し悟史くんに近づいて、もう一度唇を合わせた。
今度は、さっきより深く。
自分の欲望をも満たすようなキス。
悟史くんもそれに応えるように、深く俺に入って来た。
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