須藤 翔

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俺の朝は早い。必ず6時には起床し顔を洗う。そして、日課のランニングを行い、7時に走り終わり朝食を食べる。そして、8時には家を出る。 そして、同じく学校へ向かうクラスメート達に道で会うと挨拶を交わし、10分程で学校へ到着。靴を履き替え、教室へ向かい窓側の1番後ろの席につく。 ここまでは、平凡な男子高校生の日常なのだ。『ここ』まではな。 「トモ! おっはー」 クラスメートの呼び掛けに俺は応える。 「おはよう。須藤」 これも普通のクラスメート同士の微笑ましい会話だろう。 ……須藤が浮いてなければの話だが。
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