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センセイと再会したあの夜、こうしてセンセイも女性と戯れたのだろうか。センセイもプールで腰を振ったのだろうか。妄想して私は激しく声を上げた。 確かに痛みは一瞬だ。未経験のことで痛みを伴うと前知識があるなら尚のことだ。知らない世界に飛び込むのは怖い。でも最初の一歩を踏み込めばそれは実体験となり日常となる。 日常どころか快楽になるのだから。快楽になるからこそ、人を寄せ入れないバリアを張ってるのかとさえ思う。痛みというバリア、ふしだらというバリア。
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