第2話

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「省汰ーーーー!!!!!トリックオアーートリートーーーーーーーー!!!!!!!」 盗人の特技として採用してみてはどうだろうか。 そんな必殺技みたいな言い方で叫び声を…、じゃなくてお菓子を請求してきた女子がいた。 それは、嘲家だった。 最近接するようになったのに、やけに積極的だ。僕的にはすごい嬉しいのだが。 「持ってねぇよ。いたずらでも何でも構わないから来やがれ。」 嬉しい素振りなんて全く見せず、お菓子の請求を断った。 「そうか、そうか…!お前はあたしにいたずらされるんだあぁああ゛あぁぁ゛ぁぁああ!」 どこかのギャンブラーみたいな声を出していた。 まぁ、今までも、ビリっとくるペットボトルとかを渡されたり、お菓子にローションが入ってたりしたことがあったからな。 どうせその程度だろう。
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