第2話

3/5
前へ
/5ページ
次へ
1週間後。 11月7日。 放課後の教室。嘲家に呼ばれてここに来ていた。 あれから嘲家にいたずらをされることもなく、いつされるのだろうと気になっていた。そして今、ここに呼ばれた僕がいる。 明らかにいたずらをされるというのが分かる…。今までこんなに分かりやすいものがあっただろうか。 そうやって待っていると、嘲家が教室に入ってきた。 なぜか緊張してるらしい。 「おい、いたずらをするにももう少しバレないようにやれよ。」 「あ…あっ…。違うの…今日は別の話で…。」 別の話…? 「うん…別の話。いたずらじゃなくて…………。その―――」 彼女は、次の瞬間、僕が予想できるはずもない言葉を発した。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加