第2話

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シャッター音。それは、正確には「カメラのシャッター音」ではなく、「スマートフォンのシャッター音」であった…。 「ねぇ…なにやってんの。あんた達バレるじゃない。」 そう言ったのは僕の目の前でさっき告白してきた嘲家だった。 「ごめんごめーん!!音でない方にしといたと思ったんだけどなぁ…。」 何だろうかこの違和感は。 告白を記念に撮ろうみたいなことなのだろうか…。いや、違う。騙されてみたいだ。 「え?まさか、あんた本気で私があなたにコクるとでも思ったわけ?バカじゃないの…?あんたみたいなやつと誰が付き合うかって!」 そう僕は言われた。
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