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「……そうだ、叔父さん」
「どうした?」
私はふと思った疑問を聞いてみる
「ライブって何時からなの?」
確かに叔父さんの家に泊まる予定だけど
これくらいの情報も知らないままなのは嫌だった
「ライブ?
えっと、17時からだったかな?」
なんか、あやふやな答え……
「叔父さん、合ってるのそれ?」
「ちょっと、確認してみる……」
叔父さんはそう言うと
ズボンのポケットから携帯電話を取り出し
ポチポチと操作し始めた
……電話するには、やけに長いな
何をしているのか気になって
しばらく眺めていると、叔父さんは
家庭用の電話機の所まで行って
携帯で何かを確認しながら電話機で電話を掛けた
……?
叔父さんの行動に
頭の上のハテナが増えていく
「……あっ、もしもしフウガくん?
今日のライブって何時からだっけ?」
叔父さんは結構大声を出しながら
電話の相手“フウガくん”に確認を取っている
「……うんうん、17時半? わかった~」
……さ、30分違ってたじゃない
「あっ、ミキ~17時半からだって~」
あれだけ大声ならわかります!
そう心でツッコミつつ小さく頷いた
そうそう、叔父さんといると
このツッコミも多くなっちゃうのよね……
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