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「ちょっ、何でいきなり!?」
叔父さんの突然の言葉に動揺を隠せない
確かに、ギター欲しかったけど
高校生になってからかな?
って思ってたから……
「だって、もうすぐ誕生日だろ?」
……あっ、そっか
叔父さんは出掛ける気満々で
コートを着始めた
私の誕生日プレゼント……って事?
「ほら、ミキも準備して!」
ホントに買ってくれるの……?
叔父さんの言葉が信じられず
席を立てないでいた
そんな私を見ていた叔父さんは
何か勘違いしたらしく
「紅茶なら、また入れてやるよ」
と言い、私の分も飲み干してしまった
……熱くないのかな?
そう思いつつ、ようやく席を立つ
そして、椅子に掛けてあった私のコートを着て
叔父さんの後を付いていった
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