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ーー
慣れない電車をかすかな記憶を頼りに
いくつも乗り継いで、叔父のいる街を目指す
耳には買ってもらったばかりのイヤホンで
大好きな音楽を聴いていた……かったのだが
車内アナウンスが聴こえなかった為
残念だけど、我慢してドアの側で立っていた
ーー「次は~終点~井歌詩町~」
独特のアナウンスが響く
井歌詩町
私は、その言葉を聴き逃さなかった
……あれ?
終点って事は音楽聴いてても良かったんじゃ……
後悔……
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