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現実絵師:第五章 百二十四頁のボツ箇所
櫻島は両手を広げて斎藤に向かったが、斎藤は見向きもせずに背を向けた。
「士道に背きまじきこと」
斎藤はピタッと止まり櫻島に振り向いた。
「敵に背を向けるのは士道に背くのでは?」
「悪いが今の俺にはあんたが敵に見えない」
斎藤はそう言い捨てて去ろうとした。
櫻島は斎藤らしかぬ言葉に驚きつつも感動し、歩く斎藤を追いかけて飛び付いた。
「斎藤君!」
「ーー!?」
「吾輩は君に惚れたよ」
「え、気持ち悪い」
斎藤は腕に引っ付く櫻島を剥がした。
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というオチの予定だったがこれじゃアレだと思ってやめた。笑
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