彼らはモンスターっ!?

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. 幸い今日の女の子たちは一般のファン?だったらしく、虎子ちゃんの脅しが効いていれば今後は害がないとのこと……。 私はそれに苦笑いしつつ、内心やっぱりあの子たちは虎汰か流星くんのファンだったんだと呑気にも思っていた。 彼らは確かにファンがついてもおかしくない風貌をしている。 5人それぞれがイケメンだし背も高い。 虎汰なんかは背のことを気にしてるみたいだけど、一応は日本人男性の平均並みだし気にすることはないと思う。 それにみんな個性豊かでとても優しいから、女の子たちが惹かれるのは充分過ぎるほど分かる。 「―――プッ、」 彼らの良さを分かる人がたくさんいると知って1人納得していると、突然虎子ちゃんが堪えきれずといった感じで何故か吹き出した。 びっくりした私は思わず彼女の方に向き直る。 「ど、どうしたの、虎子ちゃん?」 「……チィ、思ってること全部バレバレよ♪さっきから顔に出てるっ☆」 「―――ふぇっ!? 」 私は咄嗟に顔を手で覆い隠す。 すると虎汰も流星くんも大爆笑し出した。 「アハハハッ!チィ、やっぱサイコー♪」 「か、かわいすぎるっ!! クッ、……クハハハハッ!!」 「―――えっ!? え~っ!? 」 .
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