彼らはモンスターっ!?

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. 流星くんが慌てて文句を言ってももう遅い。 彼のドリアは虎子ちゃんが美味しそうに咀嚼し、ゴックンと嚥下した後だった。 「残念だったわね♪つかチィにこんな熱いの食べさせないでよ!舌ヤケドしちゃったじゃないっ」 そう言って虎子ちゃんは優雅にコップのお水を飲む。 でもよっぽどドリアが熱かったのか、あっという間にゴクゴクとお水を飲み干してしまった。 私は茫然とそれを見つめる。 「チィ、唐揚げは美味しい?」 「―――ん?あっ、」 虎汰に尋ねられて私は漸く唐揚げを両手で持って、モグモグと食べ始めた。 そして一口食べた瞬間、あまりの美味しさに顔が綻んだ。 「美味しい!凄く美味しいよっ!? こんなの、今まで食べたことないっ!!」 私は夢中でそれを食べた。 途中から涙がボロボロ溢れてきたが、そんなの気にする余裕もなくひたすら食べた。 美味しいよ、美味しいよと繰返し呟きながら……。 口いっぱいに頬張ると虎子ちゃんが優しく背中を擦ってくれ、慌てないでもたくさんあるからねとコップの水を差し出してくれる。 虎汰も流星くんも自分の食事を後回しにして、終始私の世話を焼いてくれた。 みんな優しい笑みを浮かべながら……。 .
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