6/11
前へ
/36ページ
次へ
「愛人になった時には拒めないからね」 「そんなもの、ならないわよっ」 ボンボンが婚活パーティーに出席した理由が分かった。結婚相手を探してたんじゃない、愛人を探していたのだ。よくよく考えたら資産家で見た目も悪くは無い、縁談だってある筈だから。 「抵抗されるとますます落としたくなるよ。気が向いたらいつでも連絡してね、僕からも連絡する」 「ふざけないで。着信拒否するから」 ホテルでコトをし終えたあと、ボンボンを部屋に残して私はタクシーで帰宅した。娼婦?、娼婦だなんて人を軽侮するにも程がある。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

615人が本棚に入れています
本棚に追加