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「んーどうしよ…」
合コンじゃないとはいえ、意図的に会うのもなー…
あたしがいつまでもうじうじしていると、とうとうあゆが限界にきた。
「あーもう!彼氏欲しいの!?欲しくないの!?どっち!」
あゆは机に手をドンッとついて、あたしの前にずいっと顔を近づけた。
ちょっ…声大きすぎ!クラス中に聞こえちゃうよ…
うぅ…
あたしは周りの目を気にしつつ、小さくなって
そりゃあ…
「欲しい…」
と、小さく答えた。
紹介なんて気乗りしないけど、あゆの言うことはごもっともだし、合コンよりはマシかなと思った。
「んじゃー福に言っとくから」
あゆはそれだけ言うと、満足げに席を立った。
あゆの後ろ姿を見てやっぱいいなんて言えるわけもなく、あたしはおとなしく御馳走様でしたと手を合わせて、お弁当箱をしまった。
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